ヘッドウェイ CW-117 クラレンスホワイトモデル ２００２年３０本限定生産品

いまや、日本を代表するギター製造会社『ヘッドウェイ』ですが、
1983年、２度に渡る工場火災で材料や工具までをも失い、アコギの生産を中止していたことがあります。
CW-117はこの1983年に１度販売していましたが、火災により道半ばにして販売中止に追い込まれたモデルです。

17年の時を経た2000年12月、ヘッドウェイは復活。
翌年の2001年、満を辞して発売されたのがこのCW-117なのです！！！
ヘッドウェイの復活を信じていた木材業者さんが、当時の木材をキープしてくれていた事による奇跡の復活でした。
再生産された30本（実際には21本と言われています）は発表と同時に完売。
それも当然でしょう。

その後、2003年のカタログに華々しく掲載されましたが、その時点ですでに入手は非常に困難な状態となっていました。
生産数のあまりの少なさのため、DKFactoryに入荷してくれたことも奇跡と言って良いでしょう。

このCW-117は、
CW＝クラレンス・ホワイト、伝説のルシアー百瀬さんによるSpecial D-28のレプリカモデルです。
クラレンス・ホワイトからトニー・ライスへと受け継がれた愛器、Special D-28を完璧に再現しています。
ラージサウンドホール、ホワイトバインディングでマーク無しの指板、２１フレット仕様、ロングサドルブリッジなど、一目瞭然でしょう。
しかし、「見た目だけではダメだ。サウンドホールをただ大きくしただけでは低音が死んでしまい楽器としては不完全になってしまう！」と最高のサウンドを生むべく、ブレーシングやトップ材の厚さまで、徹底的にこだわり造られています。

ボディには最高級のインディアンローズウッド単板を使用し、
力強い低音とクリアな高音のバランスが良く、音量も抜群。
オールソリッドボディならではの、エレガントながら遠くまで届く音を鳴らしてくれます。

ピック弾きでは、
ローズウッドボディのタイトでクリアなサウンドが、自然に心地よくリズムを刻みます。
フィンガーピッキングでは、
単板のシトカスプルースが素早く反応し、豊かで上質なサウンドが魅力。
ビッグ・サウンドはリードプレイにも適しており、オールラウンドなギターと言えるでしょう。

ギターのコンディションも素晴らしく、20年以上前のものとは思えない状態の良さです。
この機会を逃したら２度は出会えないギターです。
ぜひ！！

トップ：ソリッド シトカスプルース
サイド＆バック：ソリッド インディアンローズウッド
ネック：ホンジュラスマホガニー (1P)
フィンガーボード：エボニー　ホワイトバインディング
ブリッジ：エボニー　ロングサドル
サドル＆ナット：象牙
スペシャル：オリジナルラージサウンドホール、21Ｆ、ポジションマーク無し、ゴトーオープンチューナー
ヘッドウェイオリジナル ロッド用調整レンチ付き！

コンディション：【SS Mint】