1990年製 Greco レスポール・ベース！！ 　

グレコEGBベースは、1990年から1993年頃まで販売された希少なグレコ レスポール・ベースで、今回紹介するEGBは、初年度1990年の日本製(フジゲン)です！

ギブソンは1969年にレスポール・ベースを発表。
フラットトップでショート・スケール、ローインピーダンスピックアップを採用したモデルでしたが、短命に終わりました。

グレコは、全く新しい視点と独自のアイデアで1990年にレスポール・ベース：EGBを発表。
それは、伝統的なアーチドトップに２ハムバッキングピックアップ、ゴールドハードウェアを纏ったレスポールカスタム仕様のロックベースでした！！
グレコのレスポールモデルを表す「EG」の品番を使ったのも自信の表れでしょう。

ボディは、メイプル・トップ＋マホガニー・バックのレスポールカスタム仕様。
ネックにメイプルを採用しているのは、ベースの弱点克服とサウンド面への配慮から。
ゴトー製チューナーとグレコのオリジナル・ブリッジが、しっかりとしたテンション感とチューニングの安定性を提供しています。

ゴールドハードウェアとブラックボディは相性抜群で、まさにロックベース！！

☆サウンド☆

非常に太いロック・ベース・サウンドを奏でます！

グレコ・オリジナルのハムバッキング・ピックアップ：PU-TV6 が、パワフルでラウドなベース・サウンドを放ちます。
ショート・スケールとは思えない、タイトでハリのあるサウンドは、ネック／ボディトップのメイプル材の影響と絶妙なテンション感からくるのでしょう。

グレコ・オリジナルのブリッジは、かなりずっしりとした質量。
ブリッジの下のサステイン・プレートとともに、弦振動をダイレクトにボディに響かせています。このグレコならではのアイディアが、非常に効果的に効いています！


ピックアップ・ポジションによって全く異なるキャラクターを持つサウンド。
フロント・ポジションでは、60年代トーンとも言えるファットで甘いトラディショナルなベース・トーンを奏で、
リア・ポジションでは、今にも歪みそうなトレブリーでファットなドライブサウンドを放ちます！
さらに、ミドルポジションでは、フロント＆リアの２つのキャラクターがうまくブレンドされます。
２ボリュームと２トーンをどのくらい絞り、ミックスさせるのか。
そのバランスで多彩なサウンドバリエーションを得ることができます！

フロントポジションでしっかりと屋台骨としてサウンドを支え、ここぞ！とスイッチング。リアでガッツリ噛み付くようなソロを弾いて、聴く人を虜にさせましょう！

ペダル無しでここまで多彩に表現できるのも驚きです！！

スペック

ボディ：メイプルトップ＋マホガニーバック 4.68kg
ネック：メイプル 　ショートスケール：385mm
フィンガーボード：ローズウッド
ブリッジ：Greco BR-TV7　
ピックアップ：Greco PU-TV6 x２
コントロール：Volume x２、Tone x２、３way SW
仕 様：Gotoh製チューナー

コンディション：【B+ Good】

35年前のベースですが、コンディションはGOOD！
全体的には金メッキパーツの劣化やボディの擦れや打痕などありますが、これも35年前の楽器らしい風格で魅力です。
極力、オリジナルパーツを保持すべく、細かいところまでメンテ済み。
金属パーツの緑青サビはきれいに剥がされ、1弦側のネックバインディングは4フレット付近まで新品にリペアされています。
※落下防止のためストラップピンは新品に交換しています。

電装系には全く問題ありません！！
このスペックでこのコンディションは魅力的でしょう〜！